橋を架ける −ボストン・チャールズリバー編−

- If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together -

魚の敗血症と初心 −月曜日朝6時半−

先日、日本人研究者が集まる朝食会に初めて参加してきた。

それは毎週月曜日朝6時半から、LongWood Medical Areaにあるカフェで開かれる。

初めてだったので自分の研究のことなど多く質問されて、その中ででてきたのが

 

「魚の敗血症ってないんですか?」

 

敗血症モデルマウスの話をした後に出た質問。

今まで考えたこともなかった、、、

こういう質問・刺激をいただけるのは面白いなと感じた。

ありがとうございます。

 

会の最後に、近日ボストンを立たれる前途有望な若き研究者の話をきいた。

ヴィジョンと信念が明確で、月曜日の朝から感動した。

自分の初心も再認識させていただいた。

ありがとうございます。

 

製薬企業で働いている方や、他の施設で働いてる方とも知り合いになれた。

 

創薬は誰もが描く夢

血管内皮細胞やGlycocalyxを炎症から守る・もしくは再生する薬を作れたら、、、

それはまだまだ先の話。今は目の前の課題をクリアする。

 

ただ、先の話ではあるけれど、若き研究者のおっしゃったように、

患者さんの役に立つという初心を忘れないようにしたい。

 

参加してよかった。

 

ハーバード大学図書館 - Widener Library -

所属している病院は、ハーバード大学医学部の関連病院なので、Harvard ID Cardというものをもらえます。これがあるとハーバード大学の関連施設(図書館やジムなど)を使用することができます。昨日はHarvard YardにあるWidener Libraryというところで勉強しました。

Widener Library - Harvard College Library

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大きな図書館で勉強スペースも十分にありました。天井は高く、博物館のような雰囲気で、気分がよかったです。ウィークデイは24時間やっている図書館もある(ハーバード大学には約90もの図書館があるとのこと)そうです。

Lamont Library - Harvard College Library

次回はそこで勉強してみたいと思います。

 

水曜日は救急科カンファと研究室ミーティング

毎週水曜日はカンファレンスとミーティングの日。
午前8時から午後0時まで救急科のカンファレンスに出席する。参加しているとは言い難い。
ただいるだけ。
週一回に集中してカンファレンスを行う形式は、前職場と同じスタイル。
シフトで働く救急科レジデントはこういう形でないと集まれない。
まずM&Mから始まり、その後は色々なレクチャーが行われる。
質問がバンバンでるのは国民性。こういうカンファに参加するチャンスをくれたネイトに感謝。
今のところリスニングの練習になっているので、スピーキングを必ず。
 
conference contents 
 
午後2時からはラボのミーティング。
現在は20以上の臨床研究で並行して症例を集めている。
実際に患者に会い同意を取りデータを集めてくるのは,医学部に入る前の学部卒業生やリサーチナース。合わせて計9人ほど。
彼らが現場に出向き、汗をかいてデータを集めてくれるので研究が行える。敬意を表したい。
現場の理解があるとはいえ、やはり苦労は絶えないだろう。
彼らのシャドーイングを近々行う予定。こういう経験が将来PIになったときに役に立つと信じている。 データは自分達でつくるもの。